【死者４割が圧死】能登半島地震警察庁が分析石川県内

国内

2024.02.01

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【死者４割が圧死】能登半島地震警察庁が分析石川県内

【死者４割が圧死】能登半島地震警察庁が分析石川県内

能登半島地震における石川県内の死者数が、１月末時点で238人に達した。これらのうち222人について警察が死因を調査し、警察庁が集計した結果、最も多い死因は「圧死」で92人（41％）であった。次いで「窒息・呼吸不全」が49人（22％）となっている。また、これらの死者の中で最も多かった年齢層は70代で56人、80代が47人、90代が24人と高齢者が多いことが明らかになった。その他の死因としては「低体温症・凍死」が32人（14％）、「外傷性ショック等」が28人（12％）、「焼死」が3人（1％）であった。さらに「その他」の死因には6人が含まれ、「クラッシュ症候群」による死者も含まれているとされる。死因が特定できないケースは12人だった。

市町村別では、輪島市と珠洲市が最も被害が大きく、いずれも101人の死者を出している。その他、穴水町で20人、能登町で8人、七尾市で5人、志賀町で2人、羽咋市で1人の死者が確認されている。また、19人の行方不明者がいることも報告されている。

災害関連死を除くと、死者数は輪島市98人、珠洲市95人となっており、耐震化が進んでいない古い木造家屋の倒壊が主な原因と見られている。これらの結果は、地震災害における高齢者の脆弱性や、耐震化の必要性を浮き彫りにしている。