【トケマッチ】元代表を指名手配へ 高級時計シェア

【トケマッチ】元代表を指名手配へ高級時計シェア

国内

2024.03.07

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【トケマッチ】元代表を指名手配へ高級時計シェア

【トケマッチ】元代表を指名手配へ高級時計シェア

高級腕時計のシェアリングサービス「トケマッチ」の運営元である合同会社「ネオリバース」の元代表、福原敬済容疑者が業務上横領の疑いで指名手配された。福原容疑者は預かった「ロレックス」を無断で売却し、現在は海外に出国しているという。トケマッチは所有者から高級腕時計を預かり、それを他人に貸し出すサービスを提供していたが、運営会社が解散を発表した後、複数の所有者から腕時計が返却されない問題が生じていた。

シェアリングサービスは個人の未活用資産を有効活用し、利用者にとってもコストを抑えるメリットがあるが、トケマッチの問題は所有者保護の課題を浮き彫りにした。警察庁によれば、全国で被害届が相次ぎ、トケマッチ対策本部では多数の腕時計が未返却の状態にある。シェアリングエコノミー協会によると、シェアリングサービスの市場は成長を続けているが、トラブルも増加しており、物品の貸し出しに関する規制や事業者の認証制度など、利用者保護の強化が求められる状況だ。

落合孝文弁護士はシェアリングサービスの多様性とそれに伴う規制の違いを指摘し、所有者と利用者双方が関わる際にはリスクの大きさを見極める必要があると述べている。この事件は、シェアリングエコノミーの持つ可能性と課題を同時に示しており、安全で信頼できるサービスの提供に向けた取り組みが急務である。