【ミサイル備え】港区に地下シェルター東京都予算案

国内

2024.01.27

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【ミサイル備え】港区に地下シェルター東京都予算案

【ミサイル備え】港区に地下シェルター東京都予算案

東京都は、2024年度の当初予算案を発表し、一般会計総額が8兆4530億円となり、23年度当初比で5.1％増加し、3年連続で過去最大となった。この予算案では、地下シェルターの整備を含む防災対策や子育て支援に重点を置いている。

防災や有事に対応するため、総額8974億円を計上し、これは前年比で5.6％の増加となる。特に注目されるのは、外国からのミサイル攻撃時に市民が避難できる地下シェルターの整備である。都営地下鉄大江戸線の麻布十番駅に隣接する防災倉庫をシェルターの候補地としており、関連経費として2億円を計上している。現在、都内には4258カ所の緊急一時避難施設が指定されているが、これらには長期滞在のための食料や水の備蓄がないため、シェルターの整備が必要とされている。

さらに、首都直下地震への備えとして、災害時の通信手段確保のためにモバイル衛星通信機器を全市区町村に77台配備する予定である。また、社会福祉施設への非常用電源整備支援も行う。

子育て支援に関しては、予算を1兆8233億円に増額し、前年度と比較して10.6％の増加となっている。特に、高校授業料の実質無償化においては、世帯年収の目安である910万円の所得制限を撤廃することが予定されている。これらの施策は、都市の強靭化と市民の生活の安全・安心を目指すものである。