【４歳女児】薬物で殺害逮捕の両親、ネットで購入か

国内

2024.02.15

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【４歳女児】薬物で殺害逮捕の両親、ネットで購入か

【４歳女児】薬物で殺害逮捕の両親、ネットで購入か

警視庁は14日、東京都台東区の夫婦を殺人容疑で逮捕した。この夫婦は、当時4歳だった次女に薬物と化学物質を与えて中毒死させた疑いがある。被害者の体内からは、抗精神病薬「オランザピン」と、エチレングリコールという化学物質が検出されている。この夫婦は、2023年3月中旬に自宅マンションで次女にこれらの物質を摂取させ、その作用によって中毒死させたとされる。

父親は会社役員の細谷健一（43）、母親は志保（37）で、健一容疑者は容疑を否認し、志保容疑者は黙秘している。警視庁は、インターネットの利用履歴から夫婦がこれらの物質をネット購入していたことを突き止めており、美輝ちゃんが一定期間にわたってこれらを摂取させられていた可能性を調査している。

美輝ちゃんは、両容疑者と小学生の兄姉との5人家族だった。事件には、数年前に健一容疑者の姉も同様に有害物質で死亡しているという不審な点もあり、警視庁はこれらの経緯も慎重に調べている。オランザピンは過剰摂取により意識障害やけいれんを引き起こす可能性がある薬物で、エチレングリコールは引火性を持ち、体内に入ると腎臓や中枢神経に障害を引き起こす恐れがある化学物質である。エチレングリコールは自動車用の不凍液に使われ、一般にも入手可能である。この悲劇は、子どもを守るための社会的な警鐘を鳴らしている。