【不記載リスト８０人超】自民党使途や経緯説明せず

国内

2024.02.06

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【不記載リスト８０人超】自民党使途や経緯説明せず

【不記載リスト８０人超】自民党使途や経緯説明せず

自民党は5日、派閥の政治資金問題に関して立憲民主党に対し、裏金が存在したとされる所属議員の追加資料を提出した。この中で、安倍派と二階派の現職議員80人超の氏名を公開し、元職を含めると100人近くに上る。野党からの公表要求に応えたものの、使途や裏金発生の経緯は明らかにされていないため、実態解明には至っていない。

2020年からの3年間で政治資金収支報告書を訂正した議員名と金額を含む資料が提出されたが、具体的な使途や資金の流れの説明はなく、立憲民主党は不十分と評している。また、自民党は過去5年分の資料要求に対して、法律で義務付けられている3年分の資料のみを提供した。

安倍派と二階派からの資金還流が確認された議員の中には、有力な政治家も含まれており、虚偽記入で起訴された議員の中には3200万円を超える訂正額があったケースもある。自民党は、これらの問題について聞き取り調査を進め、岸田文雄首相は外部の第三者による取りまとめを予定していると述べ、政治資金規正法を含む法改正の実現を強調した。全ての議員を対象としたアンケート調査を行う計画もある。