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【半導体がストップ】台湾で震度６強、過去２５年で最大 TSMC
台湾東部沖で発生した大規模な地震により、世界をリードする半導体製造企業である台湾積体電路製造（TSMC）が一部の製造設備の稼働を停止したことが報告された。この事態は、台湾に集中しているサプライチェーンのリスクを改めて示すものである。花蓮県を含む台湾全土で大きな揺れが観測され、日本気象庁は地震の規模をマグニチュード7.7と推定している。この地震により、9人が死亡し、963人が負傷した。特に、TSMCやディスプレー製造大手が集まる新竹の工業団地では、安全確保のために稼働を一時停止した施設があると報告されている。
TSMCは、従業員の安全のために一部の工場で避難措置を取ったが、3日午後には従業員が仕事に戻り始めたと述べている。台湾経済紙「工商時報」によれば、TSMCの工場での損害は、約6000万米ドル（約90億円）に上るとされ、その影響はTSMCの年間売上高に比べれば小規模である。調査会社トレンドフォースは、半導体産業への初期的な被害は最小限に留まったと分析している。
TSMCは、世界シェア60%を占める半導体受託生産の最大手であり、その生産能力の90%以上が台湾に集中している。この事実は、自然災害や地政学的リスクへの対策として、生産拠点の分散の重要性を高めている。花蓮県では最大震度6強が観測され、観光地としても知られるこの地域は地震の多発地帯である。2011年の東日本大震災の際には、半導体産業が大きな影響を受けた例があり、その経験からも、台湾を含む世界各国は半導体工場の地理的分散を促進している。
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📰 4月4(木)の主要ニュース
①台湾で震度６強 ＴＳＭＣ 過去２５年で最大
📰日経新聞 引用記事
②台湾東部でＭ７級地震 能登と同型、上下にずれ
③台湾地震 ９人死亡、負傷者９００人超
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