【矛盾なし】ＤＮＡ鑑定 桐島容疑者の可能性高く

【矛盾なし】ＤＮＡ鑑定桐島容疑者の可能性高く

国内

2024.02.03

▶️ 動画はこちら

【矛盾なし】ＤＮＡ鑑定桐島容疑者の可能性高く

【矛盾なし】ＤＮＡ鑑定桐島容疑者の可能性高く

1974～75年に発生した連続企業爆破事件に関連し、約50年にわたり逃亡生活を続けていたと見られる桐島聡容疑者（70）が、DNA型鑑定により、この1月に死亡した男性と親族関係に矛盾がないと判明した。この男性は桐島容疑者である可能性が高く、警視庁公安部は、彼の最後の住所地である神奈川県藤沢市の自宅を家宅捜索し、容疑者の特定につながる手がかりを探した。男性は「内田洋」と名乗り、藤沢市の土木会社で長年にわたり働いていたとされ、末期がんのため今年1月に鎌倉市内の病院で亡くなった。

連続企業爆破事件は、東アジア反日武装戦線という過激派組織が、海外進出企業を標的に行ったテロ活動であり、1974年の三菱重工ビル爆破事件をはじめとして、12件の爆破事件が発生し、8人が死亡した。桐島容疑者は1975年4月の事件に関与したとして指名手配されたが、捕捉されることなく逃亡を続けていた。事件により8人が起訴され、うち2人が死刑判決を受けて確定、1人が無期懲役、3人が実刑判決を受けた。また、大道寺あや子容疑者と佐々木規夫容疑者は現在も国際手配中である。このDNA鑑定結果は、長年にわたる逃亡劇の終結を示唆するものであり、公安部は桐島容疑者の死亡を確認次第、書類送検する方針である。