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【大統領選】トランプ氏の闘い 訴訟に影響も
米国の連邦最高裁は、2023年11月の大統領選に向けて、コロラド州の共和党予備選でトランプ前大統領の参加資格を巡る口頭弁論を行った。この訴訟では、コロラド州の判決に対する上訴が審理され、保守派だけでなくリベラル派の判事からも、トランプ前大統領を予備選から排除することへの消極的な意見が出された。特に、憲法修正14条3項に基づき、2021年1月の連邦議会占拠事件への関与を理由に同州予備選参加を否定したコロラド州最高裁の判決が焦点となった。
リベラル派のケーガン判事とジャクソン判事は、一州が大統領選の候補者を決定する根拠や、憲法修正14条3項の解釈に疑問を投げかけた。また、保守派のロバーツ長官とカバノー判事は、州による候補除外が有権者の投票権を奪う可能性や、民主主義に与える影響について警鐘を鳴らした。
この訴訟は、トランプ前大統領の出馬資格が他州の裁判所にも影響を与える可能性があり、全米で統一された判断が求められている。現在、19州でトランプ前大統領の予備選参加資格を巡る訴訟が進行中であり、連邦最高裁の最終判断が注目されている。この裁判所は現在、保守派6人、リベラル派3人の構成で、トランプ前大統領が任命した保守派判事たちも重要な役割を担っている。
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